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ブログ 2024年5月

イカ・タコで胃の細胞の自殺を防げ

今回は「イカ・タコで胃の細胞の自殺を防げ」というテーマです。

 

 

胃の細胞は、生まれてある程度時間が経つと自動的に死んでいきます。

これをアポトーシス(プログラムされた細胞死:細胞自殺)と呼びます。

人間が生まれて大人になり、子孫を残すと、あとは子供に役割を任せて死んでいくのに似ています。

 

この胃の細胞のアポトーシスを抑え、長生きさせてくれる作用がある成分がわかってきています。

その代表が「タウリン」です。

タウリンは抗酸化ストレス作用を持っており、胃の細胞の老化や早まる自殺を予防してくれることがわかっています。

そして、タウリンを多く含むのはイカやタコ、マグロやホタテ、カキといった魚介類です。

 

また、タウリンを効果的に摂るコツがあります。

それはビタミンCを同時に摂ることです。

ビタミンCはタウリンの効果を長持ちさせることがわかっています。

ですから、カキにビタミンCを多く含むレモンやすだちを絞って食べるのは理にかなっているのです。



<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証

ブロッコリーがピロリ菌を死滅させる?

今回は「ブロッコリーがピロリ菌を死滅させる?」というテーマです。
 
 
胃の調子がすぐれない人におすすめなのが、何と言ってもブロッコリーです。
ブロッコリーは、まさに胃にとっては「お薬野菜」と言っても過言ではありません。
ブロッコリーは、胃炎を抑えることがわかっているのです。

 
ブロッコリーには「スルフォラファン」という成分が含まれています。
スルフォラファンは胃炎の原因となるピロリ菌を抑え込んで、胃炎を改善する効果が確認されています。
また、ブロッコリーの芽(ブロッコリースプラウト)にも、このスルフォラファンがより多く含まれています。
 
更にピロリ菌の増殖を抑え、ピロリ菌の菌量を下げ、細胞のガン化を防ぎます。
また、胃粘膜の抗酸化作用を高め、細胞の老化を防ぎます。
そして、スルフォラファンは発ガン物質を解毒し、生体の抗酸化作用を高めることがわかっているので、ブロッコリーはガンを抑える効果が大きく期待されているのです。
 

cf.酵素風呂に入酵し、免役力が向上することでガンのリスクを減らすことが出来ます。


<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証

副交感神経を高めると胃が喜ぶ

今回は「副交感神経を高めると胃が喜ぶ」というテーマです。
 
 
人間は緊張すると、「交感神経」が高まります。
そして、交感神経が高まると胃腸の動きは抑えられてしまいます。
 
逆にリラックスすると、「副交感神経」が高まります。
副交感神経が興奮すると、胃の動きは良くなります。
胃がよく動くようになると、胃もたれや胃痛も感じにくくなるのです。
 
では、副交感神経を高めるにはどうしたらいいのでしょうか?

例えば、食事の時にはリラックスできる音楽を聴いてみましょう。
また、回転の早い慌ただしい店での食事ではなく、ゆっくり食べられる場所で食べると良いです。
できなければ公園などで1人でお弁当でも大丈夫です。
その際、お弁当はなるべく脂肪を抑えた内容にしてください。
 
他にも、自律神経を整えるためにぬるめのお風呂にゆっくり浸かったり、1日数回は深呼吸をして空を眺めてみることで、概日リズム(約24時間周期で変動する生理現象)を整えましょう。


<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証

ミントは胃の動きを鈍くさせる?

今回は「ミントは胃の動きを鈍くさせる?」というテーマです。

 

 

爽やかな口当たりで人気のあるミントですが、胃の動きが悪い人はミントの摂りすぎには注意が必要です。

 

なぜなら、実はミントには胃の動きを抑える作用があるからです。

 

胃内視鏡(胃カメラ)を行う際には、胃の粘膜を観察しやすくするために胃の収縮を抑える必要があります。

 

昔は、胃カメラを行うときには胃の動き(蠕動運動)を抑えるために注射をしていました。

これが筋肉注射のため、非常に痛くて患者さんには苦痛のタネでした。

胃カメラを受ける前には、患者さんは非常に緊張しています。

その上に腕に痛い注射をされると、苦痛も倍に感じられるのです。

 

現在は、ミントで作った薬液が開発されており、胃カメラを行うときに胃の中にこのミント液を撒くのです。

そうすると、このミントが胃の動きをあっという間に抑えて、観察が非常に楽になります。

 

ミントの働きも使い方次第なのです。

胃がもたれたり、張ったりする症状は胃の動きが悪いサインです。

胃の動きのリズムを正常にするためには、胃の動きを弱めるものは避ける必要があります。

そうした点で、ミントの摂りすぎには注意が必要なのです。




<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証

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