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ブログ アルコール: 2016年10月

消化不良の原因  ⑨アルコール、タバコの喫煙、ストレス ~その2 アルコールと栄養素の関係とは?~

前回はアルコールの分解について書いていきました。
今回はアルコールと栄養素の関係について書いていきたいと思います。


みなさんはアルコールを摂取すると多くの栄養素が
失われることをご存知でしょうか?
アルコールは分解の際に多くの栄養素を必要と
するほか、
栄養素の吸収を阻害する働きや栄養素
を排出する働き
などがあります。



アルコールの分解は肝臓の解毒機能により、有害であるアセトアルデヒドを無毒化
することができます
が、分解するためには様々な栄養素を必要とします。

そしてアルコールは胃や腸での栄養素の吸収を阻害し、すい臓の消化酵素の働きを抑制します。
また、多くの栄養素は肝臓で代謝されますがアルコールを摂取すると身体は
アルコールの代謝を優先して行います。

これはアルコールが身体にとって毒であるため、身体は毒素の排出を行うためです。
そしてアルコールの代謝が優先的に行われるため、本来吸収されるべき栄養素が
うまく吸収されないということになるのです。

さらにアルコールには利尿作用があり、排尿の際に栄養素が余分に排出されてしまいます。





消化不良の原因  ⑨アルコール、タバコの喫煙、ストレス ~その1 アルコールについて~

今回は「アルコール」について書いていきます。


まず初めに、アルコールの分解は肝臓で行われます。
分解の仕組みを説明すると、アルコールは脱水素酵素(ADH)
により有害なアセトアルデヒドとなります。

そしてアセトアルデヒドはアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)
により無害な酢酸になります。

酢酸は血液に乗り、肝臓から筋肉や心臓へと移動してさらに
分解されて最終的に水と炭酸ガスになり、尿や汗、呼気となって
体外に排出されます。



<参考>:アセトアルデヒドは毒性作用があり、飲酒時に顔が赤くなったり、
       動悸や吐き気、頭痛などの原因となります。
     また、アルコールを分解能力以上に摂取するとガンや臓器障害などを
     引き起こすおそれがあるので、摂取量には注意が必要です。
   
   
このようにアルコールの分解には「酵素」が必要になります。
酵素には主に3種類の酵素があり、体内酵素である「消化酵素」と「代謝酵素」、
体外酵素である「食物酵素」と分類されています。
アルコールの分解には「代謝酵素」が使われます。
「代謝酵素」は生命活動に関係している酵素であり、この酵素が不足すると
身体で行われる代謝が上手く行われなくなります。

もう少し具体的に言うと、臓器が上手く働かなくなることで十分な排泄ができなくなります。
すると身体に毒素や老廃物が溜まってしまい、免疫力が下がることで
病に侵されやすくなったり、病が治りにくくなります。


◎関連記事はこちら→[酵素の分類]


ちなみにアルコール分解を助ける食べ物として、枝豆トマトゴマはちみつ
などがおすすめです。
枝豆にはアルコール分解に必要なビタミンCや肝臓の負担を減らしてくれるビタミンB1、
肝臓の細胞を活性化させてアルコール代謝を助けるレシチンなどが含まれています。
また豆腐や納豆などの大豆製品もおすすめです。
トマトにもアルコール分解のためのビタミンCや飲酒により肝臓に生じる活性酸素を
無害化してくれるリコピンなどが含まれています。
ゴマにはアルコール代謝を促進するビタミンB15が含まれ、アセトアルデヒドの分解を
促進するポリフェノールやセサミンなども含まれています。
はちみつはミネラルを多く含む糖質が豊富であり、アルコール分解に効果的です。

枝豆やトマトなどはお酒のおつまみとしてよく知られており、食べ物の組み合わせとして
うまく出来ていると思います。

◎関連記事はこちら→[食べ物の組み合わせには意味がある?]







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