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ブログ 体温: 2017年12月

筋肉の量とともに「質」も高めていきましょう。 

これまで、体温上昇のために筋肉を鍛えることが
必要であるということをお伝えしてきました。

そして筋肉の量を増やすためには、その運動の回数や
負荷を増やしたりすることで筋肉は発達していきます。



では、筋肉の質を高めるためにはどのようなことを
すればよいのでしょうか?

ここでいう筋肉の質を高めるうえで大切なことは、
運動の回数や負荷ではなく、「脳から筋肉への神経の
経路を鍛える」
ことです。

それは脳が指令を出してから筋肉が反応するまでの速度
を上げるトレーニングをする
ということです。

もう少し具体的に説明すると、自分の筋肉が発揮できる
最高の速度で筋肉を動かす
ということです。


例えば、短距離の全力ダッシュを例に挙げます。
距離自体は数メートル~数十メートルと短くても構わないので、
ご自身が全力で走り切れる距離を走って下さい。
なお、走る回数も走れる範囲で構いません。

注意してほしいこととして、距離や回数を増やせば効果も
高まりますが、距離や回数を増やすことでスピードが落ちて
しまうようであれば、増やす必要はありません。
ここで重要なことは筋肉を最大限に動かすということを
意識すること
です。


あくまでこのトレーニングで大事なことは「量」ではなく
「質」ということ
を忘れないでください。


冷え性の要因と運動による改善について。 

今回は「冷え性」について少し書いていきたいと思います。



冷え性とは身体の中心部の体温はそれほど低くないにも
関わらず、身体の末端の血行が悪いことで手先や足先などが
異様なほど冷たくなってしまう状態
のことを言います。

そのため、体温そのものが36.0℃以下に低くなっている状態
である「低体温」
とは少し異なります。




では、冷え性の要因とはいったい何なのでしょうか?

要因は様々ありますが、大きな要因として挙げられるのが
低血圧運動不足です。

血圧が低いと、身体中に血液を行き渡らせることができなくなり、
末端の血行が悪くなってしまいます。


そして運動不足の状態が続くことで、筋肉の絶対量が足りなく
なってしまい、末端から血液を身体の中心部へ送り返す力が
弱くなってしまいます。


この2つの要因により、手足の血行だけが極端に悪くなってしまう
「冷え性」という状態になってしまうのです。



こうした冷え性を改善するために効果的な方法は、血行が悪くなり
冷えやすい下半身の筋肉を鍛えることです。


なぜなら、足の筋肉は「第2の心臓」と呼ばれるほど血液の循環に
大きな役割を果たしているため、鍛えることで血行が良くなります。


また筋肉は熱を作り出すため、筋肉が増えれば熱量も増えるので、
冷え性に対して効果的と言えます。



ただし、冷え性の方が運動をする際には身体の冷えにより筋肉が
硬くなった状態のままであるため、急に動くと筋肉を痛めてしまう
おそれがあるので、事前に十分なストレッチを行う事をおすすめします。



「冷え」は身体にとって大きな
ストレスであるため、冷え性の
状態を
放っておいてしまうと、
そのストレスにより自律神経の
バランスが
崩れてしまうことで、
                                                   身体全体が冷えてしまう「低体温」
                                                   へと進行してしまうおそれがあります。




そのため、平熱が36.5℃以上ある方でも末端に冷えがある方は、
低体温の予備軍と言えます。








寝たきりの生活は要注意 ~筋肉の減少~

今回も「筋肉」についての話について書いていきます。



筋肉は私たちの身体を動かしたり、体温維持などに必要不可欠な
もの
であり、加齢とともに年々減少していきます。


よく年をとった時に腰が曲がるということを聞きますが、
これは骨が変形しているわけではありません。
その姿勢を保つために必要な筋肉が失われているからなのです。

例えば、普段腰の曲がった方が横になると身体はどうなるでしょう?
おそらくほとんどの方が身体はまっすぐになるはずです。
もし仮に骨が変形しているのであれば、横になったとしても
腰が曲がったままの状態になります。


そして加齢による筋肉の減少は平均で年に約1%ほどといわれ、
この減少率は男女ともほぼ同じです。

ただし、この数値はごく普通の日常生活を送っていた方の場合
であり、身体を動かさない生活を送っていた方の場合は大きく
異なります。


例えば、一日中ほぼ寝たきりの状態の方のような生活
送っていると仮定します。
そのような生活一日で約0.5%の筋肉が失われてしまうと
言われています。

この減少率は通常の加齢による筋肉の減少率の半分に相当します。
それは言い換えると、一日寝たきりの生活をすると約半年分の
筋肉を失ってしまうということになります。


また、風邪で何日も寝込んだ後に身体がふらふらするといった
経験がある方もいると思います。
これは風邪により体力が消耗してしまったということもありますが、
寝込んだことにより筋肉が短期間で急激に失われてしまったために、
身体を支える力が低下してしまったということも要因の1つです。



つまり、筋肉というものは動かさないと驚くほどに速い速度で
失われてしまう
ものなのです。



そのため筋肉を維持するためには、
毎日の生活において動くことにより

筋肉に適度な負担をかけることが
必要となってきます。





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