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ブログ 自律神経: 2019年3月

更年期障害は血流障害? 

今回は「更年期障害」について少し書いていきます。





更年期障害の原因は女性ホルモンの1つであるエストロゲン
の急激な減少と言われています。


このエストロゲンは妊娠や出産といった女性としての働きを
コントロールしているだけではなく、身体全体の調整にも
関与しています。

エストロゲンが減ってしまうことで、ホルモンのバランスが
崩れてしまい、身体は交感神経優位の状態になり、血液循環
の悪化から血流障害が引き起こります。







また、更年期障害は心理的
ストレスによる影響も大きい
ため、
一種のストレス性疾患
とも考えられています。





更年期と呼ばれる時期は子供の独立や親の介護、職場環境の変化
など様々なストレスを抱え込みがちになるため、ストレスと上手く
付き合うことが大切なことです。

ストレスは自律神経のバランスを乱し、身体に冷えを招くことで
様々な不調を引き起こします。


そのため、ストレスによる身体の冷えから身を守ること対策の
1つになります。


また、症状改善のためにストレスの軽減に努めることも大事なことです。




ちなみに更年期障害と聞くと、女性特有の症状に思われがちですが、
性ホルモンは男性でも女性でも加齢により低下するため、男性にも
起こりえます。


また最近では、30代~40代でも女性ホルモンの乱れにより不調が
生じる、「若年性更年期障害」と呼ばれるものもあります。

主な原因としてストレスや生活習慣の乱れなどが考えられているので、
日々のストレス解消や規則正しい生活などを心掛けることが大切です。





{関連記事はこちら}
[病気の始まりはストレスから?]
[交感神経過剰による低体温とは?]
[ストレスとの付き合い方について]


花粉症を治すには、薬を止めること? 

今回は、毎年多くの方が
大変な思いをする「花粉症」
について少し書いていきたい
と思います。





花粉症とはアレルギー疾患の1つであり、スギやヒノキ、
ブタクサなどの植物の花粉が鼻や目などの粘膜に接触する
ことにより、くしゃみや鼻水、鼻詰まりや目のかゆみなど
の症状が引き起こされます。


原因となる花粉の飛ぶ季節にだけ症状が出ることから、
季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。


また、アレルギー性鼻炎はその原因物質の種類により、
「季節性アレルギー性鼻炎」と「通年性アレルギー性鼻炎」
の2種類に分けられます。

●季節性アレルギー性鼻炎の主な原因物質は、
様々な植物の花粉です。
●通年性アレルギー性鼻炎の主な原因物質は、
ダニやハウスダスト、ペットの毛などがあります。




そんな花粉症でくしゃみや鼻水があまりにもひどい場合
には、抗ヒスタミン薬やステロイドの点鼻薬などで症状
を抑えるということが主な治療法として行われています。



ところが、その薬が花粉症を悪化させてしまう可能性があるのです。

通常、体内に花粉が入ると身体はくしゃみや鼻水を出すと
いった症状によって、花粉を排除しようとします。

しかし、薬によりその症状を止めてしまうと、花粉自体は
そのまま身体の中にいるため、それを排除しようと体内の
リンパ球が増えてきます。
リンパ球が増えすぎてしまうと、少しの刺激に対しても
過剰に反応してしまい、その結果として花粉症が悪化して
しまうというわけなのです。

薬はあくまで症状を抑えるだけという点から根本的な改善
には繋がらず、「対症療法」と言えます。

そのため、花粉症の薬を止めるということが本当の意味での
症状改善のスタート
なのではないかと考えられるのです。



また、花粉症の症状改善は「生活習慣」が大きく関わっています。

生活習慣が乱れている方は自律神経のバランスが崩れてしまい、
その結果として身体の免疫機能などが低下してしまいます。


そのため、規則正しい食事や睡眠、適度な運動などを心掛けましょう。
そして身体を温めて体温を上げ、免疫力を高める意識を持つこと
も大事なことです。







{関連記事はこちら}
[生活リズムと自律神経の関係について]
[睡眠の重要性について]
[薬剤性ストレスとは?]






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