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ブログ もう、がんでは死なない: 2022年6月
ガンと診断されたら...
今回は「ガンと診断されたら…」というテーマです。
色々と警戒していても、「ガン」と診断されることがあります。
そのとき、大病院や専門病院に行くと、初診日に「手術」・「抗ガン剤」などと申し渡され、CT、超音波、PET、MRIなどが予約され、入院日まで決められてしまいます。
「まるでベルトコンベヤーに乗せられたようだ」と言われる所以です。
ただ、医師に言われた通りにするのも患者さんの権利・自由ではあります。
ほとんどの方は、医師から提案された治療法が妥当かどうかを知りたいはずです。
そういう場合、他の病院で「セカンドオピニオン」(2度目の意見)を得ることが勧められています。
しかし、実行しても最初の病院と同じことを言われてしまい、役に立たないことが大半です。
なぜなら、ガン種ごとに各医学会が定めた「治療法のガイドライン」があり、ほぼ全ての病院がそれに従っているので、どこへ行っても同じオピニオンになるからです。
しかし、ガンの部位によっては「診療科」を変えると、別の意見を聞ける可能性が高くなります。
ガイドラインには、複数の方針が書かれていることがあるからです。
例えば、食道ガンや子宮頸ガンでは、手術の他に「放射線治療」が、肝臓ガンでは手術とは別に「ラジオ波による焼灼療法」がガイドラインに書かれています。
それらは臓器を残せるので、手術よりもガンが暴走しにくく、ベターでしょう。
ただ、同じ病院の「診療科」だと、院内の外科医や婦人科医などに遠慮して、治療を断られてしまう可能性があります。
それゆえ、別の病院の「別の診療科」宛の紹介状をもらうと良いでしょう。<参考文献>
もう、がんでは死なない ~二人に一人ががんになる時代の最高の治療法~
(マガジンハウス・2020)
著者:近藤誠
(きばこ酵素風呂) 2022年6月27日 08:49
「病気」ではなく、「老化現象」をまず疑う
今回は「病気ではなく、老化現象をまず疑う」というテーマです。
長い人生のうちには出血や痛みなど、「もしかしてガン?」と思わせる症状が生じることがあります。
そのとき、医療機関に駆け込むかどうかが、しばしば人の運命を分けます。
検査を受けて「ガン」が見つかると、治療によって後遺症を負い、早死にしかねないからです。
もし「ガン」だった場合、全ての「ガン」は臓器に転移しているか、転移していないか、どちらかです。
臓器転移が隠れていれば、治療を受けると早死にしてしまいます。
また、転移していない「ガンもどき」は放っておいても死ぬ危険がなく、治療にはやはり後遺症や早逝の可能性があります。
それゆえ、仮に症状が生じても、すぐに医療機関に行くのではなく、少し様子を見るのが賢明でしょう。
例えば、年を取って生じる「腰痛」などの症状はほぼ全てが老化現象と考えられます。
そして、老化であれば、慌てる必要もないわけです。
ただし、老化現象でも時には症状が重く、日常生活の質が落ちることがあります。
その場合にも、我慢できるなら様子を見るのが正解でしょう。
骨が変形したための腰痛など、老化現象の多くは症状が日によって強くなったり、弱くなったりする「症状の波」があるものです。
これに対して、症状が右肩上がりに強くなっていく場合、医療機関を訪ねないほうがいいとは言えません。
何か原因が見つかって、それを治療することにより、症状が軽減することもあるからです。
しかし、症状が強いほど「ガン」による可能性も、臓器転移が存在している可能性も高くなり、従って検査・治療を受けると早死にする可能性も高くなることは、頭の片隅に置いておかれるといいでしょう。
<参考文献>
もう、がんでは死なない ~二人に一人ががんになる時代の最高の治療法~
(マガジンハウス・2020)
著者:近藤誠
(きばこ酵素風呂) 2022年6月20日 14:43
ガンの原因:生活習慣④肥満と痩せ型
今回は「ガンの原因:生活習慣④肥満と痩せ型」というテーマです。
ガンとの関係で食事内容を心配するよりも、量をどの程度摂っているかを注意すべきです。
なぜなら、食事量が大きく関係する「体重」ないし「肥満度」が、ガンによる死亡率を左右するからです。
●「肥満」というと、皆さんはメタボ判定される「小太り」の状態を思い浮かべるのではないでしょうか?
数値化で表すと、肥満度を表す指数「BMI」が「25」以上の人たちです。
しかし、欧米では「25」以上は「過体重」であり、これを「肥満」と判定するのは日本だけです。
理由は医療産業が肥満判定を増やして、医療行為を受けさせ、医療ビジネスの繁栄を図ろうとしているからです。
実は日本人男性では、BMI「25」以上が死亡率が一番低いのです。
欧米での「肥満」判定基準は、BMIで「30」以上。
ビア樽型の肥満がそれに当たります。
白人における肥満度と「死亡率」との関係を調べた研究では、BMIが23〜25の人たちに比べ、「30」以上だとガン死亡率が34〜70%増しになっています。
但し、ビア樽型肥満は米国人では4割にもなるのに、日本人はわずか4%。
その研究では日本人に多い「小太り」のガン死亡率はほとんど上昇していません。
●日本人で心配になるのは「痩せ型」の場合です。
こちらは総死亡率が跳ね上がります。
調査結果を見ると、BMIが23〜25の人たちに比べ、「19」未満の男性ではガンによる死亡率が44%増。
総死亡率が78%増になっています。
女性の場合は、BMIが「19」未満でもガン死亡率はほとんど変化なし。
しかし、総死亡率は61%増になっています。
<参考文献>
もう、がんでは死なない ~二人に一人ががんになる時代の最高の治療法~
(マガジンハウス・2020)
著者:近藤誠
(きばこ酵素風呂) 2022年6月13日 11:00
ガンの原因:生活習慣③サプリメント
今回は「ガンの原因:生活習慣③サプリメント」というテーマです。
症状改善や病気予防などに、サプリメントを摂っている方は多いと思います。
しかし、「これを飲んで効いた」というのは多くの場合、「プラセボ(偽薬)効果」です。
例えば、薬と偽って、うどん粉のように薬効のないものを飲ませても、3〜4割の人は効果があったと思うもの。
しかし、症状改善効果や病気の予防効果を証明するには「比較試験」が必要ですが、どのサプリも効果が示されていないのです。
その半面、サプリは長期間続けて摂ると、副作用が生じて危険です。
効果と副作用は裏腹な関係にあるので、もし効果があれば副作用もあるはずです。
この点、「比較試験」によってガン死亡を増やすことが証明されたサプリがあります。
それは「ベータカロテン」です。
ベータカロテンは人参、ほうれん草、南瓜などに多く含まれ、身体に入るとビタミンAに変換されます。
ビタミンAには抗酸化作用があるため、ベータカロテンを多めに摂れば、ガン死を減らせるのではないか、と考えられてきました。
それを証明しようと、比較試験が実施されたのです。
最初に中国で行ったところ、ガン死が13%減少したとされました。
他方で、フィンランドでも喫煙男性を対象に比較試験が実施されました。
結果は肺ガンの発生率が18%増加。
他の疾患も含めた「総死亡」も8%多くなりました。
2つの試験は一見矛盾するようですが、整合しています。
というのも、試験当時の中国は貧しく、栄養不良の人たちが多かった。
そのため、ベータカロテンが補充されると身体が正常状態に戻り、ガンも減ったのでしょう。
ビタミンは不足状態にある人には効果が高いのです。
ところが、フィンランドは経済豊かな先進国で、栄養不良の人やビタミン不足の人は少ない。
そのため、ベータカロテン投与は人体にとって「過剰」となり、肺ガンなどを増やしたのでしょう。
<参考文献>
もう、がんでは死なない ~二人に一人ががんになる時代の最高の治療法~
(マガジンハウス・2020)
著者:近藤誠
(きばこ酵素風呂) 2022年6月 6日 18:30
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