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HOME > ブログ > 酵素栄養学 > 消化不良の原因 ⑨アルコール、タバコの喫煙、ストレス ~その3 アルコールにより失われる栄養素について ④ビタミンB12~
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消化不良の原因 ⑨アルコール、タバコの喫煙、ストレス ~その3 アルコールにより失われる栄養素について ④ビタミンB12~
④ビタミンB12
このビタミンB12もアルコールの摂取により失われる栄養素の1つです。
働きとしては次のようなものがあります。
1つ目は貧血を予防する働きがあります。
普通、貧血というと鉄分の不足により起こる「鉄欠乏性貧血」と思われますが、
貧血の原因は鉄分不足だけではないのです。
その貧血は赤血球が作られる過程中に普通の赤血球よりも大きな赤血球が
できることで起こる「悪性貧血」(巨赤芽球性貧血)といいます。
体内で赤血球が作られるには鉄分を原料としてビタミンB12と葉酸の働きに
より作られていきます。
しかしビタミンB12と葉酸が不足している場合には異常な赤血球が作られてしまいます。
赤血球は本来、酸素を体内に取り入れて、二酸化炭素を体外に排出する働きを
しますが、この悪性貧血になるとこの働きがうまく機能しなくなり、体内に十分な
酸素が供給されなくなることで酸欠状態となり、倦怠感やめまいなどの症状が出ます。
2つ目は神経の働きを正常に保つ働きがあります。
ビタミンB12は神経細胞の中にある核酸(DNA)の合成を助ける働きや細胞の材料
であるタンパク質の合成を助ける働きがあります。
なので不足すると細胞の合成や再生、修復などがうまく行われなくなり、皮膚や粘膜
に影響があらわれてきます。
また神経伝達物質にも関わりがあるので、不足状態になると神経過敏や憂鬱な状態になります。
なお神経系に支障がでると自律神経の働きが悪くなり、イライラしたり集中力がなくなったりと
精神的に安定しなくなります。
さらに悪くなると運動神経機能の低下や手足のしびれなどの症状が出てきます。
3つ目は睡眠のリズムを整える働きがあります。
睡眠のリズムは脳から分泌されるメラトニンというホルモンにより調整されています。
ビタミンB12はこのメラトニンの分泌を調整する働きがあり、睡眠のリズムを整えているのです。
しかしビタミンB12が不足するとメラトニンの分泌がうまくいかなくなり、睡眠のリズムが
乱れることで不眠症が起きたり、昼間に強い眠気がしたりといった症状があらわれます。
4つ目は消化器官の機能を整える働きがあります。
ビタミンB12は神経以外の細胞の合成にも関わっており、不足すると細胞分裂がうまく
行わなくなります。
すると胃や腸などの消化器官に障害が起こり、慢性的な下痢、胃の粘膜の委縮、
胃酸の分泌低下による消化不良や食欲不振などの症状があらわれます。
5つ目は動脈硬化を予防する働きがあります。
ビタミンB12はビタミンB6や葉酸とともに動脈硬化の原因の1つである「ホモシステイン」という
物質を抑制する効果やコレステロール値を低下させる効果があります。
ビタミンB12が不足し、「ホモシステイン」が増えると動脈硬化やアルツハイマー病になるおそれが
あり、さらに動脈硬化により心筋梗塞や脳梗塞といった病を引き起こす恐れもあります。
ではビタミンB12はどのような食材に含まれているのでしょうか?
[ビタミンB12を多く含む食材]
動物性食品:レバー、シジミやアサリ、赤貝やほっき貝
などの貝類、イクラ、ホタルイカなど。
ビタミンB12は動物性食品に多く含まれ、植物性食品には
ほとんど含まれていません。
そのため菜食主義者の方はビタミンB12不足になりやすく、
様々な影響が出るおそれがあるので注意が必要です。
なのでビタミンB12のサプリメントなどで補給すると良いと思います。
なおビタミンB12は水溶性ビタミンですが、そこまで水に溶けるわけではありません。
なので例えば、貝類を汁物にした場合は汁だけではなく貝の身も食べるようにすると
無駄なく摂取することができます。
そしてビタミンB群は相互に補い合って働くため、ビタミンB6単独で摂取するよりも他のビタミンB群と
一緒に摂取する方が効果的です。
カテゴリ:
(きばこ酵素風呂) 2016年10月25日 21:21
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「生食」と「加熱食」を併用する理由
今回はその理由について書いていきたいと思います。
①生食だけではストレスが生じる。
人間、極端な食事を続けているとストレスが生じます。
初めのうちは、生食だけのメニューを続けることに問題は
ないですが、長く続けばそれはストレスとなることもあります。
本来、健康のために行なっていることがストレスの原因と
なってしまっては本末転倒ですので、無理なく続けられる
ように加熱調理食も併用することを考える必要があります。
②生野菜や果物の栄養価低下。
今の野菜や果物は昔に比べて、様々な栄養素が減少しています。
なぜなら、土壌の変化、水質の悪化、空気の変化、日照の変化
など近年の環境破壊による影響によって、世界中の畑の質が
変化したからです。
こうした栄養素の減少により、生野菜や果物の食生活だけでは
栄養的に満たされないおそれがあります。
また、動物性タンパク質などの摂取が極めて不足してしまうと
いう問題もあります。
そこで肉類や魚類、卵などの食事で足りない栄養素を補うこと
を考える必要があります。
③煮た方が栄養価が高い食品もある。
食材の中には、加熱調理した方が栄養価が高まり、
消化によいものもあります。
例えば、干し大根や干し椎茸などは生のものよりも繊維や
ミネラルが豊富に含まれているので、これらを煮たものには
栄養素が大量に含まれています。
また、煮野菜にすると野菜の細胞が破壊され、内部の栄養が
吸収しやすくなり、消化も良いという利点があります。
残念ながら、加熱することで酵素は死んでしまいますが、
生の野菜や果物と併用してバランス良く食べれば、
栄養面からも消化面からも良い食事となるでしょう。
{関連記事はこちら}
[加熱食中心の食生活に注意]
(きばこ酵素風呂) 2020年11月23日 17:31
生食と加熱食を併用する意味
何度もお話ししていますが、私たちには「酵素」が必要不可欠です。
酵素は生野菜や果物など生のものに含まれています。
そして、熱に弱い性質であるため、加熱食には含まれていません。
では、生食だけの食事をすればよいのではないか?
という疑問が生じます。
確かに加熱食は酵素が含まれていないため、その食事中心
では身体にとって良いものではありません。
しかし、生食だけの食生活では様々な問題があるため、
加熱食との併用することが大事です。
その理由は次回にお伝えします。
{関連記事はこちら}
[酵素が含まれる食事を心掛ける]
(きばこ酵素風呂) 2020年11月16日 19:49
酵素は食事から補うことが大切
これまで、私たちの健康維持のためには「酵素」が必要不可欠で
あることをお話ししました。
そんな酵素を残存させるためには、消費する酵素を極力
少なくする方法と外部から酵素を補う方法の2つの方法があります。
とはいえ、酵素の消費量を減らすといっても限度があるため、
外部から酵素を摂り入れる必要があります。
そんな体外酵素として、「食物酵素」があります。
酵素はあらゆる動植物に存在するため、私たちは動植物を
食べることで知らず知らずのうちに食物酵素を摂取しているのです。
しかし、酵素は単純に肉や魚、野菜や果物などを食べることで
大量に得られるという訳ではありません。
というのも、酵素は「熱に弱い」という特性があり、
肉や魚、野菜などを加熱調理してしまうと、摂取できる
食物酵素は0ということになります。
現代社会の食事は、多くの加工食品や加熱調理した食品で
溢れています。
もちろん、生食による食中毒などのリスクもあるため、
仕方のないことなのかも知れません。
ただ、こうした食事のみでは食物酵素を摂り入れることは
できないので、食事全体の半分程度は生野菜や果物、
豆腐や漬物などの発酵食品、刺身などの生食を取り入れて
もらうことが大切なのです。
{関連記事はこちら}
[酵素の分類について]
[加熱食中心の生活に注意?]
(きばこ酵素風呂) 2020年11月 2日 12:46
酵素の浪費を抑えるためには?
前回、健康であるためには、体内酵素をできる限り残存させる
必要があることがポイントとしました。
そのためには2つの方法があり、今回は「消費する酵素を
極力少なくする方法」について、少し説明していきたいと思います。
私たちの身体には「消化酵素」と「代謝酵素」があります。
消化酵素は食物を消化する役割の酵素であり、代謝酵素は歩く、
話すといった行動をはじめ、病気を治す免疫力や老化を防ぐ維持力、
細胞の入れ替えなどの新陳代謝の作業に欠かせない役割の酵素です。
つまり、健康維持には代謝酵素が大きく関わっています。
ここで、消化酵素と代謝酵素の関係性が重要になってきます。
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代謝酵素残存のポイントは消化酵素の消費にあるのです。
消化酵素がきちんと作業を行なっていれば、消化は完了します。
しかし、過食などの食生活により、消化作業が十分に行われなく
なってしまった場合には本来消化作業に加わらないはずの代謝酵素
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そうならないためにも、常日頃から正しい食生活に努めることが
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1日2食の少食で免疫力を上げる
まず初めに、酵素について簡単に説明します。
身体の中に存在する酵素は大きく「消化酵素」と「代謝酵素」
に分かれています。
消化酵素とは食べ物の消化などに使われる酵素であり、
代謝酵素とは私たちの生命活動に必要な酵素です。
また、酵素は「消化酵素→代謝酵素」の順で使われます。
そして、体内酵素の絶対量は人それぞれ決まっており
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そのため、過食の方などは身体が食べ物の消化に手一杯の状態で
あるため、代謝酵素が足りずに身体の不調の招くおそれがあります。
一方、少食により食べ物の消化に必要な消化酵素を節約することが
出来れば、おのずと代謝酵素に回すことができるので、身体の免疫力
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{関連記事はこちら}
[酵素の分類について]
[体内酵素のバランスが健康を左右する?]
[消化酵素を節約するためのポイントは?]
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