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HOME > ブログ > 47の心得 > 心得44 100歳まで働き続ける人生設計をする? ~普通に100歳まで働く時代が来る?~
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心得44 100歳まで働き続ける人生設計をする? ~普通に100歳まで働く時代が来る?~
2012年9月、100歳以上の日本人が5万人を超えたと
厚生労働省が発表しました。
2052年には100歳以上の日本人は70万人に達すると推計されています。
単純計算で、今60歳以上の日本人の内70万人が、
40年後もまだこの世にいる計算になります。
そう考えると、遠からず普通に80歳、90歳、100歳まで
働き続ける時代がやってきても不思議ではないのかもしれません。
そんな超長寿社会を歩いていく私達は、
発想を大きく切り替える必要があります。
雑誌『日経ビジネス』(2012.9・10号)の特集
「隠居ベーション〜100歳まで働く時代がやってくる」に、
定年後を豊かに過ごすための心得が載っていました。
●社会環境に合ったスキルを先取りして身につける
→定年後も社会環境に「取り残されない」のではなく、
「先取り」していく必要があります。
●長く健康で働けるように、自発的な健康管理を心掛ける
→いつまでも元気に「生きられるように」ではなく、
「働き続けられるように」健康管理を心掛ける必要があります。
●これまで培った「人的資産」を、次世代に還元する方法を考える
→今まで培ってきた人間関係は「旧交を温める」のではなく、
「社会還元に活用」する必要があります。
●会社員時代の地位やプライドは百害あって一利なし
→会社員時代の地位やプライドは「しがみつく」のではなく、
「忘れる」必要があります。
<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム
カテゴリ:
(きばこ酵素風呂) 2020年5月14日 17:55
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心得47 リビングウィルを書いてみよう
最後は「どんな延命治療を希望しますか?」というテーマです。
リビングウィル(living will)とは、生前の意思という意味の英語の音訳。
生前に行われる尊厳死に対してであれば、「尊厳死の権利を主張して、
延命治療の打ち切りを希望する」などといった意思表示のこと。
また、それを記録した「遺言書」などのこと。
(Wikipediaより)
もう少し簡単に言うと、自分の死の間際にどういう治療を
受けたいかを判断能力があるうちに文章にしておくということです。
日本では、リビングウィルにはまだ法的な力はありませんが、
書いておくことで意識を失ったあとも、家族や医師に延命治療
についての自分の意思を伝えることが出来ます。
例えば、「鼻腔チューブ栄養のような強制的な栄養補給は一切不要」
・「人工呼吸が1週間続いて意識が戻らなかったら装置を外してほしい」
・「植物状態になっても出来るだけ生き続けたい」など、自分で
説明できなくなったときの「どう死にたいか」の希望をなるべく
具体的に書き、身内の同意ももらって更新していきます。
<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム
(きばこ酵素風呂) 2020年6月12日 10:47
心得46 ロウソクが消え入るような、転移ガンの自然死 ~その②穏やかに暮らすのか?、病気と闘うのか?~
ガンの生存率というものをよく聞きますが、
これに関しては保証はありません。
そこで、末期の状態になっても穏やかな最期を
迎えることを選ぶのか?
それとも、標準治療を選び、苦しんでも少しでも
長生きするかもしれない方法を選ぶのか?
いつか自分や家族がそうした選択をすることになった
ときのことを考えて、話し合っておくと良いかもしれません。
自宅での看取りを想定されている場合もあると思うので、
「臨終」について少し触れておきます。
自宅の場合、亡くなる1時間とか30分前まで話をしていた、
呼びかけに応えてニコニコしていた、ということも多いようです。
そして、いよいよ最後のときに近づくと、患者さんの
呼びかけへの反応が鈍くなります。
これを「意識レベルの低下」と言います。
大きく息をした後、10秒ほど息が止まり、また息をすることもあります。
苦しそうに見えることもありますが、このとき患者さんには
意識がないので、苦しみは感じていません。
その後、次第に顎を上下させる呼吸に変化していきます。
これを「下顎呼吸」と言い、最後の呼吸になります。
そして、呼吸が停止したら自宅の場合は医師に連絡をします。
<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム
(きばこ酵素風呂) 2020年6月 8日 17:36
心得46 ロウソクが消え入るような、転移ガンの自然死 ~その①治療をしなかった2人の自然死について {乳ガン患者の場合}〜
②乳ガン患者の場合
2人目の方は45歳の女性で、直径2センチ大の乳ガンが見つかり、
切るのを嫌って放置していました。
その4年後にはガンが20センチ大に増殖し、乳房全体がガンで覆われて、
皮膚は赤黒く変色し、場所によっては皮膚が破れて潰瘍ができて、
ガン細胞が露出して白い泡を吹いたような状態でした。
しかし、それほどひどい末期症状でありながら、
痛みを感じていなかったのです。
最後は寝たきりになり、ベッドで横たわったままの生活でしたが、
苦しみを訴えることもなく体力がだんだん衰え、ロウソクの火が
消え入るように亡くなりました。
4年前に手術を受けていたら、この女性はもう少し長生きできた
かもしれません。
あるいはもっと早く亡くなっていたかもしれません。
<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム
(きばこ酵素風呂) 2020年6月 1日 15:32
心得46 ロウソクが消え入るような、転移ガンの自然死 ~その①治療をしなかった2人の自然死について {胃ガン患者の場合}〜
①胃ガン患者の場合
1人目の方は、食道に近いところにできた胃ガンの患者さんで
「飲まず食わず」で亡くなった男性の話です。
この方は「治療したくない」というので様子を見ていたら、
7年ほど生きて、最後の方はガンがだんだん大きくなって、
食道をせばめてきました。
食道がせばまることで食べ物が通りにくくなって、
食欲が落ちていくのですが、本人は「このままにしてくれ」
と言いました。
食道をちょっと広げれば楽になって、もうちょっと長生き出来る
かもしれないとか、いろいろ提案したのですが、本人は昔手術で
苦しんだ経験があり、何を言っても「イヤです」の一点張りでした。
そして、次第に食べられなくなって痩せていき、
水は何とか飲めていました。
その後、食道を広げる施術を拒んで3週間ほどして、
亡くなったという連絡が入りました。
衰弱死というのか餓死というのか、スーッと消えるような逝き方でした。
<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム
(きばこ酵素風呂) 2020年5月28日 15:13
心得45 いきなり進行ガンが見つかったらどうするか? ~ガンを宣告されたときの対処法②~
Q:胆嚢ガンと診断された
進行した胆嚢ガンと診断され、抗ガン剤治療をすすめられています。
近藤先生は消化器のガンには抗ガン剤が効かないと仰いますが、
ある雑誌に自分と同じ胆嚢ガンが抗ガン剤で消えたケースが
載っていました。
例外もあるのでしょうか?
A:抗ガン剤は避ける
一般の方は抗ガン剤でガン腫瘤が「消失」・「縮小」したら、
治る・延命すると感じるでしょう。
しかし、そこには誤解があります。
胆嚢ガンが抗ガン剤で消失するのは稀で、患者全体の1%前後。
他のガンでも精巣腫瘍と絨毛上皮ガンを除いて、"完全消失"の
確率は同様です。
そして、この貴重な1%のケースも治ることはないのです。
"完全消失"といっても、ガン腫瘤が検査で発見できない大きさに
なっただけで、ガン腫瘤は必ず再増大してきます。
そして、抗ガン剤には毒性があり、繰り返し投与すると
すぐ致死量に達します。
抗ガン剤治療の専門家たちは、ガンが縮小・消失すれば
「有効」・「効いた」と発言し続け、世間を錯覚させています。
また、ガン腫瘤が完全縮小したケースをマスコミに紹介するだけで、
患者のその後を紹介しないのも一般人を錯覚させる策略です。
<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム
(きばこ酵素風呂) 2020年5月25日 19:01