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筋トレは身体に悪い?

今回は「筋トレは身体に悪い?」というテーマです。

 

 

筋トレすると、動脈硬化が悪化して、血管が硬くなるというデータがあります。(独立行政法人国立健康・栄養研究所健康増進研究部部長の宮地元彦氏によるデータ)

このデータによると、数ヶ月の筋トレが14.3%も動脈の硬さを増加させることが示されています。

 

つまり、筋トレで動脈硬化が進んでしまうということなのです。

言い換えると、激しい運動はかえって身体に良くないとも言えるでしょう。

 

勘違いしないでもらいたいことは、筋トレ自体が悪いことではなく、運動するならば運動の強度を落としたマイルドな運動が望ましいと言えます。

また、筋トレをするならば単に筋トレのみ行うのではなく、有酸素運動と組み合わせたトレーニングを行うと良いでしょう。

 

なお、筋トレによる動脈硬化を予防するためには、筋トレをした後にクーリングダウンやストレッチをすると血管が硬くならないことがわかっています。


<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証

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悪夢を見る人は、ビタミンB6が欠乏している?

今回は「悪夢を見る人は、ビタミンB6が欠乏している?」というテーマです。

 

 

悪夢を見る原因として、ビタミンB6欠乏であることがわかっています。

 

ビタミンB6が不足すると、セロトニンやドーパミン、ギャバといった精神安定に必要な脳内物質が根こそぎ作られなくなるので、不安感が強くなるのです。

 

ビタミンB6は、ニンニクや玄米、牛や豚や鶏のレバー、赤身の魚、ひまわりの種やピーナッツなどの種実類に多く含まれます。

夏はビタミンB群のような水溶性ビタミンは、汗とともに失われがちです。

そのため、しっかり意識して摂るように心掛けましょう。

 

 

話は少し変わりますが、ビタミンやミネラルの知識は非常に重要です。

 

例えば、ビタミンB2はダイエットの味方と言われています。

ダイエットは身体の脂肪を燃やし、脂肪の代謝を高めることがカギですが、この代謝を回転させるのがビタミンB2なのです。

また、ビタミンB2は動脈硬化を防ぐ効果もあるので、積極的に摂りましょう。

 

ビタミンB2の多い食品は鯖、ししゃも、鰆、鰻、シジミ、納豆、チーズ、牛乳、卵、レバー、ほうれん草などです。




<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証

骨の強さ=骨密度+骨質

今回は「骨の強さ=骨密度+骨質」というテーマです。
 
 
前回、骨の強さは骨密度だけではなく、骨質も重要であるということをお話しました。
 
⚫️骨の強さ=骨密度(70%)+骨質(30%)
 
これを建物に例えると、建物の鉄筋の数(骨密度)だけ増やしても、その鉄筋の上に塗るセメントの質(骨質)が良くないと、建物の強度は上がらないのと同じです。
 
このセメントの質(骨質)の敵が、「ペントシジン」と「ホモシステイン」という老化物質であることがわかっています。
 
ペントシジンは血糖値が高いとできる物質であり、生成されるとこれが骨を傷め、骨質を障害します。
つまり、血糖が高いことは骨にも良くないのです。
 
食後1時間の血糖値を上げないように、食事はまず野菜から食べるようにします。
そして、野菜を食べてから白米やじゃがいも、とうもろこしなどの急激に血糖を上げやすい食べ物(GIの高い食べ物)を食べるようにすることが大切です。
 
血糖は単に平均値を下げることも大切ですが、血糖の変動を小さくすることも重要です。
血糖の変動が大きいことを「血糖スパイク」と言いますが、これによって身体を様々な病気に導くことがわかっています。
特に日本人には食後の高血糖が多いです。
 
※「糖化」といって、人間は血糖が高いとその糖と身体のタンパク質が結合し、タンパク質がボロボロになってしまいます。
 
ですから、食後1時間の血糖値を上げないような食事が非常に重要です。
 
 
さて、この悪玉の「ペントシジン」や「ホモシステイン」を撃退するのが、なんと「葉酸」です。
葉酸を2年間服用し続けると、「ペントシジン」が低下し、骨質が明らかに改善、骨折率が低下したことが証明されています。
 
サプリメントとして「葉酸」を摂ることは骨にも良く、骨の質を保てば寝たきりにならず、アンチエイジングな生活を送ることが出来ます。



<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証

女性の寿命は骨密度・骨質が決める?

今回は「女性の寿命は骨密度・骨質が決める?」というテーマです。

 

 

突然ですが、皆さんは骨塩定量(骨密度)検査をしていますか?

中高年にとって、骨のアンチエイジングは重要です。

特に女性にとって骨は、寿命すら決めてしまいます。

 

女性は閉経後、急速に骨粗鬆症が進みます。

一般的に女性は53歳ぐらいで閉経を迎えます。

骨を守ってくれる女性ホルモンが出なくなることで、その後10年くらいの間に、無症状のうちに骨粗鬆症が進み、様々な症状が出てきます。

 

骨粗鬆症が進むと、骨折の頻度が増えます。

特に骨折から寝たきりになる人が多いのです。

さらに寝たきりになると、肺炎などで死亡するリスクが高まります。

実際、寝たきりになってから数年で亡くなるケースが多くあるので、早め早めの対策が重要なのです。

 

以前は、骨の強さは骨密度だけ向上させていけばいいと考えられていました。

しかし、今は骨の質、すなわち「骨質」が重要だということがわかってきています。


<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証

胃炎があると、認知症になる確率は2倍になる?

今回は「胃炎があると、認知症になる確率は2倍になる?」というテーマです。

 

 

胃が悪いと、全身に悪影響があることをお話ししてきましたが、今回はその影響の1つとして「ボケやすい」ことについて書いていきます。

 

胃は脳とも関連しており、認知症の人を調査すると胃炎「有」の人が88%に達しました。

一方、認知症でない人は、胃炎「有」が46.7%で大きな差があります。

 

そして、胃炎を治療して2年経過すると、認知機能が有意に改善することがわかっています。

つまり、胃炎は認知症の治療効果に多大な影響を及ぼす可能性があります。

 

この他、胃炎によって鉄欠乏性貧血やリンパ腫、血小板減少性紫斑病など、血液の病気も起こります。

このように胃は、全身の臓器と関連しており、たかが胃炎としか考えていなかった古い医学から転換していかなくてはならないことがわかります。




<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証

貧血薬の鉄剤を飲むと、身体がサビて老化する?

今回は「貧血薬の鉄剤を飲むと、身体がサビて老化する?」というテーマです。

 

 

胃炎を改善すると、鉄の吸収率がアップし、貧血の治療をしなくても済むようになる例があります。

というのも、ピロリ菌が鉄を食べて横取りしているからです。

 

女性には生理があり、毎月経血として大量の血液が失われます。

その結果、鉄が不足し貧血が起こる「鉄欠乏性貧血」が生じることがあるため、鉄剤を長いこと飲んでいる女性も多くいます。

 

しかし、アンチエイジングの立場からすると、鉄剤を過剰気味に摂ると、身体を老化させることがわかっています。

鉄は大変サビやすく、フリーラジカルという活性酸素のもとになり、身体をサビつかせてしまうのです。

 

また、鉄はガンを作るもとになります。

ガン細胞は鉄を取り込みますので、ガン患者さんは鉄の制限が必要であり、必要以上に摂り過ぎないことです。




<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証

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