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HOME > ブログ > 酵素栄養学 > 消化不良の原因 ①加熱食中心の生活 ~酵素を意識すること~
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消化不良の原因 ①加熱食中心の生活 ~酵素を意識すること~
それぞれの原因をもう少し説明していきたいと思います。
加熱食とは言葉の通り、加熱調理された食べ物のことをいいます。
加熱調理は炒める・煮る・揚げる・焼く・蒸すなど様々な方法があり、
食材を柔らかくして食べやすくするなどの利点があります。
しかし「酵素」という点から見ると、酵素は熱に弱いため加熱して
しまうと失活してしまいます。
「酵素」は生の食材や発酵食品などに含まれ、加熱食には含まれません。
ではなぜこの「酵素」が重要なのでしょうか?
「生」の食材に含まれる「食物酵素」は食材が持っている酵素であり、
自己消化という形で事前に一定の消化を行います。
つまり食物酵素は消化の手助けという働きをしてくれるのです。
◎関連記事→[食べ物の組み合わせについてはこちら]
ですが、加熱調理されると食物酵素の消化機能が
働かなくなってしまいます。
すると、食べ物の消化には人間の消化器官が全て
負担することになります。
食べ物の消化には酵素が必要であり、消化には
体内酵素である「消化酵素」が使われます。
そして消化には限度があるため、加熱食中心の食事ですと
「消化酵素」での消化が追い付かず、消化不良に陥るのです。
ここで重要なことは加熱食を食べてはいけないということではなく、
酵素が含まれる「生」の食材を摂ることが必要だということです。
現代人の食生活はファミレスなどの外食、コンビニの弁当などの中食、
自炊などの内食のいずれも加熱食の割合が多いので、生食の割合を
増やすことを意識することが大事です。
◎関連記事→ [生きた酵素についてはこちら]
また、私たち人間の体内には体内酵素である「消化酵素」と「代謝酵素」が存在します。
◎関連記事→ [酵素の分類についてはこちら]
この2種類の酵素は優先順位があり、消化酵素→代謝酵素の順で使われていきます。
「食物酵素」が足りなければ、食べ物の消化には大量の「消化酵素」を使うため、
生命活動に必要な「代謝酵素」に十分回すことができなくなる恐れが生じます。
「代謝酵素」が足りなくなってくると代謝が落ち、それに伴い免疫力も下がります。
免疫力が下がると身体を守ろうとする機能が落ちるため、体調不良に陥ったり、
病に侵されやすくなってしまいます。
このようなことから、「消化酵素」を浪費しないためにも「生」の食材から酵素を
摂り入れる必要があるのです。
◎関連記事→[消化酵素と代謝酵素の関係性についてはこちら]
[消化酵素を浪費しないためのポイントについてはこちら]
カテゴリ:
(きばこ酵素風呂) 2016年8月23日 19:33
< 酵素栄養学とは? ~消化不良を引き起こす原因とは?~ | 一覧へ戻る | 消化不良の原因 ②深夜の食習慣や睡眠不足など ~生理リズムを整えること~ >
同じカテゴリの記事
「生食」と「加熱食」を併用する理由
今回はその理由について書いていきたいと思います。
①生食だけではストレスが生じる。
人間、極端な食事を続けているとストレスが生じます。
初めのうちは、生食だけのメニューを続けることに問題は
ないですが、長く続けばそれはストレスとなることもあります。
本来、健康のために行なっていることがストレスの原因と
なってしまっては本末転倒ですので、無理なく続けられる
ように加熱調理食も併用することを考える必要があります。
②生野菜や果物の栄養価低下。
今の野菜や果物は昔に比べて、様々な栄養素が減少しています。
なぜなら、土壌の変化、水質の悪化、空気の変化、日照の変化
など近年の環境破壊による影響によって、世界中の畑の質が
変化したからです。
こうした栄養素の減少により、生野菜や果物の食生活だけでは
栄養的に満たされないおそれがあります。
また、動物性タンパク質などの摂取が極めて不足してしまうと
いう問題もあります。
そこで肉類や魚類、卵などの食事で足りない栄養素を補うこと
を考える必要があります。
③煮た方が栄養価が高い食品もある。
食材の中には、加熱調理した方が栄養価が高まり、
消化によいものもあります。
例えば、干し大根や干し椎茸などは生のものよりも繊維や
ミネラルが豊富に含まれているので、これらを煮たものには
栄養素が大量に含まれています。
また、煮野菜にすると野菜の細胞が破壊され、内部の栄養が
吸収しやすくなり、消化も良いという利点があります。
残念ながら、加熱することで酵素は死んでしまいますが、
生の野菜や果物と併用してバランス良く食べれば、
栄養面からも消化面からも良い食事となるでしょう。
{関連記事はこちら}
[加熱食中心の食生活に注意]
(きばこ酵素風呂) 2020年11月23日 17:31
生食と加熱食を併用する意味
何度もお話ししていますが、私たちには「酵素」が必要不可欠です。
酵素は生野菜や果物など生のものに含まれています。
そして、熱に弱い性質であるため、加熱食には含まれていません。
では、生食だけの食事をすればよいのではないか?
という疑問が生じます。
確かに加熱食は酵素が含まれていないため、その食事中心
では身体にとって良いものではありません。
しかし、生食だけの食生活では様々な問題があるため、
加熱食との併用することが大事です。
その理由は次回にお伝えします。
{関連記事はこちら}
[酵素が含まれる食事を心掛ける]
(きばこ酵素風呂) 2020年11月16日 19:49
酵素は食事から補うことが大切
これまで、私たちの健康維持のためには「酵素」が必要不可欠で
あることをお話ししました。
そんな酵素を残存させるためには、消費する酵素を極力
少なくする方法と外部から酵素を補う方法の2つの方法があります。
とはいえ、酵素の消費量を減らすといっても限度があるため、
外部から酵素を摂り入れる必要があります。
そんな体外酵素として、「食物酵素」があります。
酵素はあらゆる動植物に存在するため、私たちは動植物を
食べることで知らず知らずのうちに食物酵素を摂取しているのです。
しかし、酵素は単純に肉や魚、野菜や果物などを食べることで
大量に得られるという訳ではありません。
というのも、酵素は「熱に弱い」という特性があり、
肉や魚、野菜などを加熱調理してしまうと、摂取できる
食物酵素は0ということになります。
現代社会の食事は、多くの加工食品や加熱調理した食品で
溢れています。
もちろん、生食による食中毒などのリスクもあるため、
仕方のないことなのかも知れません。
ただ、こうした食事のみでは食物酵素を摂り入れることは
できないので、食事全体の半分程度は生野菜や果物、
豆腐や漬物などの発酵食品、刺身などの生食を取り入れて
もらうことが大切なのです。
{関連記事はこちら}
[酵素の分類について]
[加熱食中心の生活に注意?]
(きばこ酵素風呂) 2020年11月 2日 12:46
酵素の浪費を抑えるためには?
前回、健康であるためには、体内酵素をできる限り残存させる
必要があることがポイントとしました。
そのためには2つの方法があり、今回は「消費する酵素を
極力少なくする方法」について、少し説明していきたいと思います。
私たちの身体には「消化酵素」と「代謝酵素」があります。
消化酵素は食物を消化する役割の酵素であり、代謝酵素は歩く、
話すといった行動をはじめ、病気を治す免疫力や老化を防ぐ維持力、
細胞の入れ替えなどの新陳代謝の作業に欠かせない役割の酵素です。
つまり、健康維持には代謝酵素が大きく関わっています。
ここで、消化酵素と代謝酵素の関係性が重要になってきます。
酵素の消費順は「消化酵素→代謝酵素」の順であり、
代謝酵素残存のポイントは消化酵素の消費にあるのです。
消化酵素がきちんと作業を行なっていれば、消化は完了します。
しかし、過食などの食生活により、消化作業が十分に行われなく
なってしまった場合には本来消化作業に加わらないはずの代謝酵素
までが必要となり、身体は代謝不良の状態になってしまうのです。
そうならないためにも、常日頃から正しい食生活に努めることが
酵素の浪費を抑えるポイントと言えるでしょう。
{関連記事はこちら}
[消化酵素の使い方次第で健康が左右される?]
[酵素不足による不調とは?]
(きばこ酵素風呂) 2020年10月26日 12:22
1日2食の少食で免疫力を上げる
まず初めに、酵素について簡単に説明します。
身体の中に存在する酵素は大きく「消化酵素」と「代謝酵素」
に分かれています。
消化酵素とは食べ物の消化などに使われる酵素であり、
代謝酵素とは私たちの生命活動に必要な酵素です。
また、酵素は「消化酵素→代謝酵素」の順で使われます。
そして、体内酵素の絶対量は人それぞれ決まっており
、無限に使えるわけではありません。
そのため、過食の方などは身体が食べ物の消化に手一杯の状態で
あるため、代謝酵素が足りずに身体の不調の招くおそれがあります。
一方、少食により食べ物の消化に必要な消化酵素を節約することが
出来れば、おのずと代謝酵素に回すことができるので、身体の免疫力
は高まり、病気に対する抵抗力や自然治癒力が高まります。
{関連記事はこちら}
[酵素の分類について]
[体内酵素のバランスが健康を左右する?]
[消化酵素を節約するためのポイントは?]
(きばこ酵素風呂) 2020年8月31日 18:03