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心得12 一度に3種類以上の薬を出す医者を信用するな ~その②その症状は、薬の「副作用」ではなく「主作用」?~

今回は「その症状は、薬の副作用ではなく主作用」というテーマです。






近藤氏は「副作用」という呼び方は薬害が起きたときのための口実。
薬の作用は全て「主作用」であり、病気を治すどころか、逆に病気を招いたり
悪化させたりして、最悪の場合死に至らしめる危険なもの
と考えています。


西洋医学の本場、アメリカで医師たちに支持されているテキストがあり、
「ドクターズルール425 医師の心得集」(南江堂)という邦訳も出ています。
内容は日本の医者や患者がのけぞりそうな心得が満載で、とりわけ印象的
なのが薬への警告です。

その一例として、以下のようなものがあります。
「できれば全ての薬の使用をやめよ。それが困難ならできるだけ多くをやめよ」
「薬の数が増えれば、副作用はネズミ算式に増える」
「4種類以上の薬を飲んでいる患者は、医学知識の及ばない危険な状態にいる」
「高齢者のほとんどは、薬を中止すると体調が良くなる」



日本では国の薬害防止対策が甘く、薬事法の規制も緩いため、多くの量の
薬が患者に与え続けられているという現状があります。

日本に出回る薬の種類は世界的に見ても大変多く、WHO(世界保健機関)は
「270種類もあれば十分」としているのに対し、日本では1万種類以上も
認可されています。



薬害の観点などから薬の取り締まりをもっと強化するべきなのですが、
「患者はしばしば複数の医師から処方薬をもらって一緒に飲んでいるものである」
(ドクターズルール425)としたことから、どこの国にも薬に取りつかれている
患者が多いのが現状です。

極端な話、くしゃみが出ただけでも薬を飲まないと落ち着かないという
心境の方が予想以上に多いことで、薬の種類はなかなか減りません。

また、取り締まりによる経済の混乱が予想されることや大企業保護優先
などの問題もあり、一朝一夕には実現しそうにありません。







<参考文献>
近藤誠(2012) 医者に殺されない47の心得 アスコム



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