ブログ

消化不良の原因  ⑥白砂糖を使用した菓子類 ~その2 砂糖による悪影響~

前回、砂糖は消化に時間も負担もかかることから消化不良を招くという
ことを書きました。

そして「砂糖」はほとんどのお菓子の使われているということも書きました。
では、お菓子を食べないなら大丈夫なのでしょうか?
答えはNOです。

例えば外食やコンビニのお弁当などよく利用する方、
菓子パン・惣菜パンなどをよく食べる方、市販の
ドレッシング・ソース類をよく使う方などは要注意です。
お菓子などの甘い食べ物ではないと、一見砂糖なんて
使われていないように思われがちですが、実はその商品や
製品に使われている調味料に砂糖が添加されていることが
ほとんどなので知らないうちに砂糖を摂取してしまっているのです。






では、砂糖が身体に及ぼす影響はどんなものがあるのでしょうか?
影響の例としていくつか挙げていきます。
カルシウム不足となり、虫歯や骨粗しょう症(骨がもろくなってしまう病気)などになる。
甘いものを食べると虫歯になるというのはなんとなくわかると思います。
ではカルシウム不足になるとはどういうことなのでしょうか?
実は「砂糖」を分解するのに体内のミネラルが使われます。
そのミネラルで最も使われるものがカルシウムなのです。
砂糖にはカルシウムが含まれていないので、体内のカルシウムを使うことにより
カルシウム不足となり骨や歯がもろくなってしまうのです。

ビタミン不足により様々な病気になるおそれがある。
「砂糖」の分解にはミネラルだけではなくビタミンも使われます。
主にビタミンB1が必要であり、不足すると鬱などの精神疾患・疲労感・むくみ・めまい・
貧血・頭痛・記憶障害・ガン・生活習慣病・心疾患・呼吸器疾患など他にも様々な
症状を引き起こす可能性があります。

肥満のおそれ。
消化不足によって消化されないと身体に脂肪となって蓄積されるため、肥満に
なりやすくなります。
また消化不良によって胃や腸などにいる悪玉菌の栄養素となり、有害物質が
発生して臓器が炎症などを起こし、病気を引き起こしやすくなります。

低血糖症を引き起こすおそれがある。
砂糖は血中にとても速く取り込まれるため、血糖値が急激に上昇します。
すると人間の身体は血糖値を下げようとインスリンを分泌します。
そして血糖値が下がりすぎると、今度は血糖値を上げようとしてアドレナリンが
分泌されるのですが、このアドレナリンは興奮時に出るホルモンであり、
出すぎると思考力や集中力の低下を招き、短気で怒りっぽくなります。


このように様々な影響を及ぼす「砂糖」ですが、さらに恐ろしいことに中毒性があります。
よく甘いものには目がないという方や、スイーツ巡りをする方などがいます。
砂糖を摂取すると血糖が急激に増え、脳からセロトニンという快楽物質が出たり、
エンドルフィンなど脳内麻薬により脳の快感中枢が刺激されることにより幸せな気分に
なるため、甘いものをまた食べたい、もっと食べたいといった気持ちになるのです。

こうした中毒状態や、病気にならないためにも極力「砂糖」の摂取を控えることが大事なことです。
調理の際には野菜本来の甘みを引き出したり、砂糖の代用品としてはちみつなどを使用したり
して少し工夫してみるといいと思います。

過去の記事

全て見る