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食品添加物と上手に付き合う5つのポイント 〜③「知って」食べる〜
今回は「③知って食べる」というテーマです。
「①『裏』の表示をよく見て買う」で述べたことにも繋がりますが、自分の食べるもの、あるいは家族に食べさせるものに、どんな添加物が入っているかを「知って」食べて欲しいのです。
例えば、どうしても忙しくて、レトルトの麻婆豆腐の素を使って料理をし、出来合いのポテトサラダを付け合わせにしてしまったとします。
表示を見れば、それだけで何種類かの添加物を摂ってしまうことがわかります。
その事実をきちんと「知る」だけでも、全然違うのです。
何を食べたかを「知る」ことによって、「反省」の気持ちが生まれるはずです。
「反省」の気持ちにも3つあります。
①「手抜きをしてしまった」という気持ち
②「添加物を食べてしまった」という気持ち
③「食べ物の尊さに触れられない」という気持ち
そんな3つの気持ちがあれば、次は「手作りのものを食べよう」という気持ちになるのではないのでしょうか。
「全て手作りなんて、とても出来ない」
「時間がなくて、無理です」
添加物の話をすると、よくそういった声を耳にします。
実際、加工食品に一切頼らずに全てを手作りするのは困難です。
そういう意味では、ときどき加工食品を使うことは仕方のないことだと思います。
ですから、極論すればコンビニの弁当が2日続いてもいい、加工食品の日が週に3日あってもいいと思います。
それでも、もし自分が何を食べているかを「知って」いれば、そこからきっと家族や自分自身に対する「ごめんなさい」の気持ちが生まれるはずです。
細かい毒性や危険性まで知らなくても、自分が家族に出した、自分自身が口にした加工食品には添加物が入っていることを「知って」いれば、必ず「手作り」の反動が来るのではないでしょうか。
今週は3日も加工食品に頼ってしまったから、残りは手作りしようという思いになるのではないでしょうか。
なので、「全てを手作りなんて無理」と言わず、1週間というスパンで考えてほしいと思うのです。
そのためにも、まずは自分が何を食べているのかを「知って」食べて欲しいのです。
<参考文献>
食品の裏側 〜みんな大好きな食品添加物〜
(東洋経済新報社・2005)
著者:安倍司