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食品添加物と上手に付き合う5つのポイント 〜④安いものだけに飛びつかない〜
今回は「安いものだけに飛びつかない」というテーマです。
調味料のところでも話しましたが、買い物をするときに値段だけを見て、安いもの、特売のものだけを買っていませんか?
他の食品と比べて値段の安いもの、便利だなと思うものには必ず理由があります。
そして、その答えは繰り返しになりますが、「裏」にちゃんと書いてあります。
大手スーパーは「価格破壊」を打ち出しています。
直取引をすることで問屋の中間マージンをなくしたと主張していますが、それだけで値段が2〜3割も安くなるはずがありません。
「価格破壊」の「裏側」には、添加物屋や加工食品業者の暗躍があったのです。
要は材料の質を落として、その分添加物を駆使して、「それなりのもの」を作り上げるのです。
しかし、消費者は「それなりのもの」でも値段だけを見て、「これは安い、ラッキー」と買っていってくれるのです。
加工食品だけではなく、「水」もそうです。
今では様々なミネラルウォーターが売られています。
海洋深層水、活性水素水、還元水、イオン交換水、電気分解水など、あまりに複雑でどれを選べばいいかわからないほどです。
しかし、注意して欲しいのはスーパーで売られている安い「それなりの水」は単に水道水を機械で浄化し、ミネラルを強引に加えただけのものだということです。
もちろん、水道水を浄化して売ることが悪いというわけではありません。
ただ、あたかも「自然のミネラルウォーター」だと誤解させてしまうところはやはり問題です。
なぜ、2リットル100円の水から、1000円以上する水まであるのだろう?
ここでも、そんな「素朴な疑問」を持って欲しいのです。
「安いものには理由がある」
それだけは、くれぐれも肝に銘じておいて下さい。
<参考文献>
食品の裏側 〜みんな大好きな食品添加物〜
(東洋経済新報社・2005)
著者:安倍司