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身体の調子は自律神経次第? ~自律神経のバランスが大事~
今回は「自律神経」について書いていきます。
まず初めに私たち人間は恒温動物ゆえ、常に体温調整を
行っています。
例えば、暑い日には身体は汗をかくことで気化熱を放出し、
体温が必要以上に上がらないようにします。
逆に寒い日には肌や血管を収縮させることで、できる限り
熱が外に出ることを防いでいます。
そんな体温コントロールを担っているものが、「自律神経」
なのです。
自律神経とは簡単に言うと、「無意識のうちに体内の様々な
機能の調整を行っている神経」のことを言います。
その自律神経は「交感神経」と「副交感神経」に分けられ、
この2つが交互にバランスよく働くことで、体内環境が保た
れているのです。
◎交感神経:働いているときや運動しているときなど、
身体が活動時のときに働きます。
◎副交感神経:睡眠やリラックス、食事のときなど、
身体が休息時のときに働きます。
先ほど説明したように自律神経は、心臓や血管など意識的
に動かすことのできない働きを調整して、血圧や血流など
を支配しています。
血液は全身を巡って、体温を維持するためのエネルギーを
もたらしています。
例えば、食事をすると消化・分解された栄養素が肝臓に
運ばれ、エネルギーに変換されて、血液がそのエネルギー
を全身の細胞に分配するのです。
他にも、運動による熱エネルギーの分配などがあります。
裏を返せば、何かしらの原因により血流が途絶えてしまうと、
血液が身体に十分供給されず、その結果体温が下がってしまう
というわけなのです。
そんな血流が途絶えてしまう原因の1つとして、
「交感神経の緊張」が挙げられます。
●具体例:睡眠不足でも仕事を続けているという状態。
通常、交感神経が働いた後は副交感神経が働き、
身体はバランスを保ちます。
しかし、上記の状態では副交感神経が働く余裕がないため、
身体は交感神経の緊張状態が続いてしまうのです。
交感神経は血管の収縮作用の働きをするので、
こうした緊張状態では血管が細くなります。
細い血管では流れる血液の量が少なくなるため、
全身の血液循環量が減ることで体温も下がってしまうのです。
すると、常に副交感神経を優位に働かせればよいのではないか?
という疑問が生まれます。
この問いの答えは「NO」です。
確かに副交感神経は血管の拡張作用の働きをするので、
血流が良くなります。
しかし、拡張作用が続くことで血管内の血液はスムーズに
流れなくなり、結果として血液の流れは悪くなってしまいます。
つまり先ほど説明した通り、
交感神経・副交感神経のどちらかに
極度に優位になってしまうことは、
身体のバランスが崩れてしまい、
低体温状態を引き起こし、様々な
病気を招いてしまいます。
しかし、反対に考えてみると交感神経・副交感神経のどちらに
偏ってしまっているのかが分かれば、その偏りを正すことにより、
病気の改善に繋がるというわけです。
{関連記事はこちら}
[自律神経と生活リズムの関係性とは?]
[交感神経過剰による低体温とは?]
[副交感神経過剰による低体温とは?]
まず初めに私たち人間は恒温動物ゆえ、常に体温調整を
行っています。
例えば、暑い日には身体は汗をかくことで気化熱を放出し、
体温が必要以上に上がらないようにします。
逆に寒い日には肌や血管を収縮させることで、できる限り
熱が外に出ることを防いでいます。
そんな体温コントロールを担っているものが、「自律神経」
なのです。
自律神経とは簡単に言うと、「無意識のうちに体内の様々な
機能の調整を行っている神経」のことを言います。
その自律神経は「交感神経」と「副交感神経」に分けられ、
この2つが交互にバランスよく働くことで、体内環境が保た
れているのです。
◎交感神経:働いているときや運動しているときなど、
身体が活動時のときに働きます。
◎副交感神経:睡眠やリラックス、食事のときなど、
身体が休息時のときに働きます。
先ほど説明したように自律神経は、心臓や血管など意識的
に動かすことのできない働きを調整して、血圧や血流など
を支配しています。
血液は全身を巡って、体温を維持するためのエネルギーを
もたらしています。
例えば、食事をすると消化・分解された栄養素が肝臓に
運ばれ、エネルギーに変換されて、血液がそのエネルギー
を全身の細胞に分配するのです。
他にも、運動による熱エネルギーの分配などがあります。
裏を返せば、何かしらの原因により血流が途絶えてしまうと、
血液が身体に十分供給されず、その結果体温が下がってしまう
というわけなのです。
そんな血流が途絶えてしまう原因の1つとして、
「交感神経の緊張」が挙げられます。
●具体例:睡眠不足でも仕事を続けているという状態。
通常、交感神経が働いた後は副交感神経が働き、
身体はバランスを保ちます。
しかし、上記の状態では副交感神経が働く余裕がないため、
身体は交感神経の緊張状態が続いてしまうのです。
交感神経は血管の収縮作用の働きをするので、
こうした緊張状態では血管が細くなります。
細い血管では流れる血液の量が少なくなるため、
全身の血液循環量が減ることで体温も下がってしまうのです。
すると、常に副交感神経を優位に働かせればよいのではないか?
という疑問が生まれます。
この問いの答えは「NO」です。
確かに副交感神経は血管の拡張作用の働きをするので、
血流が良くなります。
しかし、拡張作用が続くことで血管内の血液はスムーズに
流れなくなり、結果として血液の流れは悪くなってしまいます。
つまり先ほど説明した通り、
交感神経・副交感神経のどちらかに
極度に優位になってしまうことは、
身体のバランスが崩れてしまい、
低体温状態を引き起こし、様々な
病気を招いてしまいます。
しかし、反対に考えてみると交感神経・副交感神経のどちらに
偏ってしまっているのかが分かれば、その偏りを正すことにより、
病気の改善に繋がるというわけです。
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[交感神経過剰による低体温とは?]
[副交感神経過剰による低体温とは?]