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なぜ断食中にエネルギーが生まれるのか?

今回は「なぜ断食中にエネルギーが生まれるのか?」というテーマです。






断食することにより、栄養補給が断たれると身体は体内の
どこかから栄養分になるものを探します。

それは生命維持に必要な組織を除いて、それ以外の組織から
栄養分を取り入れてエネルギーに変えます。

断食中にみるみる痩せていくのは、身体の中の脂肪が
使われた結果なのです。

こうして、私たちは自分の細胞や組織の一部を取り壊して、
エネルギーに変えて利用することで、一定期間何も食べなくても
生きることができるのです。




また、断食は治療法としても効果が得られるとされます。

例えば、動脈硬化の人が断食をした場合は血管中のアテローム
(コレステロールが沈着してできた、かゆ状の塊)をエネルギー源
として利用するようになるという研究があります。

動脈硬化の多くは、血管の壁にアテロームが形成され、
血管が狭くなり、血液の流れが悪くなっていきます。
研究によると、断食を行うと、その最中にアテロームは
どんどん失われていき、最後は消失していくとされています。

動脈硬化のために両足の血行が悪く、激しい冷えを訴えていた人が、
断食中に急に足が温かくなる現象が起こりますが、これは血管内の
アテロームが融解した結果なのです。

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