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服薬でいつのまにか、せん妄に
今回は「服薬でいつのまにか、せん妄に」というテーマです。
薬の添付文書の「意識障害」には、具体的症状が書かれていませんが、おそらく「せん妄」がその多くを占めていると思われます。
せん妄とは、意識が乱れ、時間や場所がわからず、独り言を言ったり、不眠、幻視、不穏、興奮などが生じる状態です。
原因となる事柄は、加齢や脳卒中などいろいろありますが、種々の薬で生じることも少なくありません。
H2ブロッカーの場合、大抵は服薬開始から数週間で生じ、断薬すると数日で症状が改善するはずです。
しかし、本人はせん妄症状が起きても自覚しないことがあるため、そのまま薬を飲み続けてしまうことが多いようです。
また、家族も症状は年齢のせいかと思って、薬が原因だと気づきにくいようです。
<参考文献>
このクスリがボケを生む! 〜「ケモブレイン」にならない13の知恵〜
(学陽書房・2019)
著者:近藤誠
薬の添付文書の「意識障害」には、具体的症状が書かれていませんが、おそらく「せん妄」がその多くを占めていると思われます。
せん妄とは、意識が乱れ、時間や場所がわからず、独り言を言ったり、不眠、幻視、不穏、興奮などが生じる状態です。
原因となる事柄は、加齢や脳卒中などいろいろありますが、種々の薬で生じることも少なくありません。
H2ブロッカーの場合、大抵は服薬開始から数週間で生じ、断薬すると数日で症状が改善するはずです。
しかし、本人はせん妄症状が起きても自覚しないことがあるため、そのまま薬を飲み続けてしまうことが多いようです。
また、家族も症状は年齢のせいかと思って、薬が原因だと気づきにくいようです。
<参考文献>
このクスリがボケを生む! 〜「ケモブレイン」にならない13の知恵〜
(学陽書房・2019)
著者:近藤誠