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薬の副作用を常に疑うクセを身につけよう

今回は「薬の副作用を常に疑うクセを身につけよう」というテーマです。
 
 

薬は、様々な副作用が起こるおそれがあります。
 
そのため、患者側としては薬の服用後に新たな症状が出たら、副作用を疑うクセをつけましょう。

 
例えば、健康な人が薬を飲み出して、数日から数ヶ月以内に生じる症状や検査値の異常などは、全て副作用と思ってまず間違いないでしょう。
 
薬によっては、飲み始めてから数年後に副作用が生じることもあります。
 
 

副作用の典型は腎機能の低下です。
 
普通は腎機能は徐々に低下していくので、腎不全になるには数年かかりますが、世の中には降圧剤など、腎機能を低下させる薬がたくさんあります。
 
そして、検査値が悪化していく場合、患者本人は悪化するのは自分の身体のせいだと思い込み、ますます薬に頼ってしまうという負のスパイラルに陥りがちです。
 
 
そうした事態にならないためにも、私たちは薬の副作用を常に疑うクセを身につける必要があるのです。
 







<参考文献>
このクスリがボケを生む! 〜「ケモブレイン」にならない13の知恵〜
(学陽書房・2019)
著者:近藤誠

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