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総コレステロール値が下がると死亡率は上がる?

今回は「総コレステロール値が下がると死亡率は上がる?」というテーマです。

 

 
 

総コレステロールの値が「220」以上で「高コレステロール血症」と診断された男女47000人にスタチン剤を飲ませる研究が2002年に日本で行われました。

 

 

その結果、「総死亡率」が最も低かったのは「服薬中」の総コレステロール値200259の範囲にある人達でした。

 

そして、それより総コレステロール値が低くなるほど、総死亡率は高くなり、160未満では2.76倍になったという結果でした。

 

 

この研究は全員がスタチン剤を飲んでいるので、スタチン剤自体による影響は全ての人に公平に生じているはずです。

 

したがって、この研究結果からは日本人に多い、平常の総コレステロール値が200259程度の人たちはスタチン剤を飲むと総死亡率が高くなることになります。

 







<参考文献>
このクスリがボケを生む! 〜「ケモブレイン」にならない13の知恵〜
(学陽書房・2019)
著者:近藤誠

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