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副作用だと認定されない理由とは?
今回は「副作用だと認定されない理由とは?」というテーマです。
これまで様々なワクチンの副作用についてお伝えしてきましたが、「突然死」・「アジュバント病」・「多発性硬化症」などは添付文書に載っていません。
それはなぜなのか?
理由を解説していきます。
まず、ワクチン接種後に副作用を疑う症状が出た場合、医療機関や製薬会社は厚労省に報告します。
それらのケースがワクチン専門家からなる「厚労省の審議会」で検討され、副作用かどうか認定されます。
そして、副作用と認められると添付文書に記載されることになります。
審議会の記録はウェブ上で公開されており、それを読むと明らかに副作用であるのに「ワクチン接種との間に因果関係を認めない」と満場一致で処理されるケースがとても多いのです。
例えば、突然死のケースとして
●「肺炎球菌ワクチン」を接種された高齢者が50分後に死亡したケースの審議会の結論は「因果関係なし」
●元気に走り回っていた10歳の男子が「日本脳炎ワクチン」を接種された5分後に心肺停止して、そのまま死亡しても「因果関係なし」
こうした認定が添付文書に記載されない理由です。
しかし、なぜ専門家たちと厚労省はこんな認定をするのか?
それはワクチンを普及させるためには、副作用を少なく見せかけたほうが有利だからです。
普通、医療行為は何か病気や症状がある人たちに実施されます。
その場合、副作用がありうることを知っても、人は治したい一心で治療を受けることが多いです。
ところが、ワクチン接種の対象者は健康な老若男女です。
そこでもし重大な副作用が予見されると、ワクチンを回避してしまうのではないか?
というワクチンならではの特殊事情が、専門家や厚労省に「因果関係がない」・「副作用ではない」とい言い張る動機になっているのでしょう。
<参考文献>
このクスリがボケを生む! 〜「ケモブレイン」にならない13の知恵〜
(学陽書房・2019)
著者:近藤誠