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ガンの原因:生活習慣②食事
今回は「ガンの原因:生活習慣②食事」というテーマです。
日々の食材の中に、微量の「発ガン物質」(遺伝子を変異させる物質)が含まれている可能性は否定できません。
そうかといって、人は食事をしなければ生きてはいけない。
では、どうするか?
避けるべきは「偏食」です。
特定の食材を日々、大量に摂るともし発ガン物質が含まれていた場合、影響が大きいからです。
例えば、肉食です。
米国には肉を沢山食べている人は、ガン死亡率や総死亡率が高くなった、という研究があります。
また、ソーセージやハムを大量に食べると膵臓ガンが増えるという調査結果もあります。
しかし、どの研究もその質に問題があり、本当にガン死亡が増えるかどうかはいまだ不明である、という意見もあります。
一昔前、国立がんセンターが「おこげ」を食べるなと言いだしました。
おこげを食べると胃ガンが増えるというのです。
しかし、これはネズミの実験でのことで、人間に換算してみると毎日丼一杯のおこげを数十年間、食べ続けることに相当するようです。
国立がんセンターはその後、この主張を引っ込めています。
結局、ひとつの食材に偏るのではなく、米・パン・肉・魚・卵・野菜など色々な食材をバランス良く十分な量を摂っていれば、食材の面からはガンは恐れるに足らずだと思います。
<参考文献>
もう、がんでは死なない ~二人に一人ががんになる時代の最高の治療法~
(マガジンハウス・2020)
著者:近藤誠