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ガンと診断されたら...

今回は「ガンと診断されたら」というテーマです。

 



色々と警戒していても、「ガン」と診断されることがあります。

 

そのとき、大病院や専門病院に行くと、初診日に「手術」・「抗ガン剤」などと申し渡され、CT、超音波、PETMRIなどが予約され、入院日まで決められてしまいます。

「まるでベルトコンベヤーに乗せられたようだ」と言われる所以です。

ただ、医師に言われた通りにするのも患者さんの権利・自由ではあります。

 

ほとんどの方は、医師から提案された治療法が妥当かどうかを知りたいはずです。

そういう場合、他の病院で「セカンドオピニオン」(2度目の意見)を得ることが勧められています。

 

しかし、実行しても最初の病院と同じことを言われてしまい、役に立たないことが大半です。

なぜなら、ガン種ごとに各医学会が定めた「治療法のガイドライン」があり、ほぼ全ての病院がそれに従っているので、どこへ行っても同じオピニオンになるからです。

 
 

しかし、ガンの部位によっては「診療科」を変えると、別の意見を聞ける可能性が高くなります。


ガイドラインには、複数の方針が書かれていることがあるからです。

例えば、食道ガンや子宮頸ガンでは、手術の他に「放射線治療」が、肝臓ガンでは手術とは別に「ラジオ波による焼灼療法」がガイドラインに書かれています。

それらは臓器を残せるので、手術よりもガンが暴走しにくく、ベターでしょう。

 

ただ、同じ病院の「診療科」だと、院内の外科医や婦人科医などに遠慮して、治療を断られてしまう可能性があります。

それゆえ、別の病院の「別の診療科」宛の紹介状をもらうと良いでしょう。



<参考文献>
もう、がんでは死なない ~二人に一人ががんになる時代の最高の治療法~
(マガジンハウス・2020)
著者:近藤誠

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