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無着色明太子は安全志向か?

今回は「無着色明太子は安全志向か?」というテーマです。

 

 

明太子の話でもう一つ、「無着色明太子」についても触れておきたいと思います。

 

スーパーなどで売られている明太子を見ると、「無着色」と表示して売られているものがあります。

 

この無着色明太子には、いかにも添加物が少なくて、健康のことを考えて作られたイメージがあります。

 

しかし、「裏」をひっくり返して表示を見てみればなんのことはない、「合成着色料」こそ使われていませんが、その他の添加物はしっかり使われているのです。

「亜硝酸ナトリウム」も「ポリリン酸ナトリウム」も「酸化防止剤」も「化学調味料」も無着色明太子には使われています。

 

 

はたして、「合成着色料」だけが悪者なのでしょうか?

 

20種類の内、「合成着色料」を23種類だけ外して、他の添加物はそのまま。

それで「合成着色料を使用していません」と高らかに謳っている。

 

こんな消費者を誤解させるような話があっていいのでしょうか?

いいえ、メーカーの「誇張表示」に惑わされてはいけません。

 

しかし、メーカーだけが問題かといったらそうではありません。

「着色料を使っていない明太子が欲しい」という要望がスーパーや生協から寄せられたからこそ、こういう商品が開発されたわけですから。




<参考文献>
食品の裏側 〜みんな大好きな食品添加物〜

(東洋経済新報社・2005)

著者:安倍司

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