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あなたの小さな選択が食と心を変える?
今回は「あなたの小さな選択が食と心を変える?」というテーマです。
前回のお話の内容から、消費者も添加物を支持しているという現状がある以上、「メーカー=加害者」vs「消費者=被害者」という図式は成り立ちません。
消費者もまた、添加物蔓延の片棒を担いでいると言っていいからです。
しかし、それは逆に言えば1人1人の消費者行動こそが、メーカーや販売者を動かす機動力となりうる、こということでもあります。
例えば、20種類もの「白い粉」をバサバサと混ぜ込んで、赤ちゃんみたいなツヤツヤの肌にして、不自然なほど鮮やかなピンクに染めたタラコが本当に必要でしょうか?
いくら色が綺麗だからといって、虫をすり潰して抽出した物質で染めた、そんな飲み物やハムがどうしても必要でしょうか?
イオウ化合物の漂白剤のプールで、これでもかというほど真っ白に漂白した漬物や野菜が本当に必要でしょうか?
スーパーで買い物をするとき、今日の献立を考えるときに私たちは常に小さな選択を迫られています。
どうか、自分のために子供の未来のために、価値ある選択をして下さい。
あなたの小さな選択の一つ一つが、日本の豊かな食文化と日本人の心を取り戻す大きな流れに繋がるのだと信じています。
<参考文献>
食品の裏側 〜みんな大好きな食品添加物〜
(東洋経済新報社・2005)
著者:安倍司