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胃炎があると、認知症になる確率は2倍になる?
今回は「胃炎があると、認知症になる確率は2倍になる?」というテーマです。
胃が悪いと、全身に悪影響があることをお話ししてきましたが、今回はその影響の1つとして「ボケやすい」ことについて書いていきます。
胃は脳とも関連しており、認知症の人を調査すると胃炎「有」の人が88%に達しました。
一方、認知症でない人は、胃炎「有」が46.7%で大きな差があります。
そして、胃炎を治療して2年経過すると、認知機能が有意に改善することがわかっています。
つまり、胃炎は認知症の治療効果に多大な影響を及ぼす可能性があります。
この他、胃炎によって鉄欠乏性貧血やリンパ腫、血小板減少性紫斑病など、血液の病気も起こります。
このように胃は、全身の臓器と関連しており、たかが胃炎としか考えていなかった古い医学から転換していかなくてはならないことがわかります。
<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証