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ビタミンは「栄養素」ではなく「抗酸化薬」としての考え方

今回は「ビタミンは栄養素ではなく、抗酸化薬としての考え方」というテーマです。
 
 
ビタミンが発見されてから100年以上が経ちました。
そして、ビタミンに対する考え方もだいぶ変わってきています。
これまで、ビタミンと言えば「栄養素」としての捉え方でした。
 
この飽食の時代にあっては、栄養素が不足することはないという考え方があります。
ですから、ビタミンは食事が摂れていれば補う必要がないと考えられてきたのです。
 
しかし、現代においてビタミンは「栄養素」として補うものではなく、身体を酸化から守る「抗酸化薬」として摂るという考え方に変わってきています。
 
人間は酸素を吸ってエネルギーを作っています。
このエネルギーを作る過程で「活性酸素」という細胞毒を作ってしまうのです。
この活性酸素は遺伝子を傷つけ、細胞を老化させてガン化をもたらします。
身体のほとんどの病気に、この活性酸素が関係しています。

 
ビタミンを抗酸化薬として摂るという考え方は、不足するから補うのではなく、身体を「活性酸素」というサビから守る抗酸化物質として多めに摂って、細胞や遺伝子を守ろうという考え方です。



<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証

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