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機能性胃腸症の症状を軽くする方法 ~③遅延型フードアレルギー 胃の不調はアレルギーの可能性がある~

今回は機能性胃腸症の症状を軽くする方法
「③遅延型フードアレルギー 胃の不調はアレルギーの可能性がある」というテーマです。
 
 
通常、アレルギーというと食べて数秒から数分で起こる「呼吸困難」「発疹」「ショック」などを指します。
これを即座型アレルギーと呼びます。
 
それに対し、「遅延型フードアレルギー」というものがあります。
これは、食べて数時間から24時間後に腹痛や下痢、頭痛や全身の怠さなどが生じるもので、遅れて症状が出るため、本人が食事との関連に気づかないといった落とし穴があります。
 
通常の即時型アレルギーはIgE抗体というものを介して起こるのですが、遅延型フードアレルギーはIgG抗体を介したアレルギー反応です。
少量の血液を採るだけで検査可能であり、これにより胃痛の原因がわかり、そのような食事の抗原を避けることで、驚くほど腹痛が減った患者さんは多いのです。
 
また、どんな食べ物を食べた後、何時間くらい経ってから調子が悪くなったか、メモしておくと食べ物のアレルギーの推測がつくことがあります。


<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証

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