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イカ・タコで胃の細胞の自殺を防げ
今回は「イカ・タコで胃の細胞の自殺を防げ」というテーマです。
胃の細胞は、生まれてある程度時間が経つと自動的に死んでいきます。
これをアポトーシス(プログラムされた細胞死:細胞自殺)と呼びます。
人間が生まれて大人になり、子孫を残すと、あとは子供に役割を任せて死んでいくのに似ています。
この胃の細胞のアポトーシスを抑え、長生きさせてくれる作用がある成分がわかってきています。
その代表が「タウリン」です。
タウリンは抗酸化ストレス作用を持っており、胃の細胞の老化や早まる自殺を予防してくれることがわかっています。
そして、タウリンを多く含むのはイカやタコ、マグロやホタテ、カキといった魚介類です。
また、タウリンを効果的に摂るコツがあります。
それはビタミンCを同時に摂ることです。
ビタミンCはタウリンの効果を長持ちさせることがわかっています。
ですから、カキにビタミンCを多く含むレモンやすだちを絞って食べるのは理にかなっているのです。
<参考文献>
医者が患者に教えない病気の真実
(幻冬舎・2013)
著者:江田証